兵庫県は28日、日本ベンチャーキャピタル(東京・千代田)が運用する「ひょうご新産業創造ファンド」が衛星測位システムを開発するマゼランシステムズジャパン(尼崎市)に8000万円出資すると発表した。28日付で投資を実行した。

 同社は米GPSやロシアのGLONASS、欧州のGalileoなど複数の測位衛星から電波を受信することでセンチメートル単位の精度で位置を測定する技術を持つ。同程度の機能を持つ同業他社のシステムに比べ、10分の1程度にコストを削減できたのが強み。従来のカーナビだけでなく、今後は建機や車いすなどの自動運転など幅広い範囲での応用が見込まれる。

 ひょうご新産業創造ファンドは、10年間の期間限定で2011年に運用を開始。10億円でスタートし、このうち独立行政法人の中小企業基盤整備機構が4億円を出資。兵庫県の外郭団体である、ひょうご産業活性化センターも1億円を出資した。1社あたりの投資上限を1億円としている。